3次元ナビゲーションシステムとTPCの触覚反応


TPC(言い換えると、指先の触覚により反応するポケットサイズのコンピューター)の出現により、触覚分野の研究が必要になります。事実、コンピューターの視覚的サイズの縮小により、文章によって書かれたデータの大部分を視覚的オブジェクト・音声・触覚に変換することになり、人間工学を単純化します。指先の触覚とコンピューターの相互作用モデルを世に出すため、この意味論的表象の変化は研究するに値します。


より自然な相互作用の方法に関する研究は「人がその周囲環境から物事を学び取る際の認知メカニズム」[4] に起因します。生まれたばかりの赤ん坊は、自分の手で周囲の視覚的オブジェクトをつかみ、遊びながら物事を学んでいきます。こうした自然な相互作用を介し、赤ん坊は自分のアイデンティティーを築いていきます。機械にとり、ユーザーフレンドリーの追求は、与えられた環境に属する論理上の観念的存在物を直接コントロールするする手が接触する表面と相互作用との間の関係を研究[2]することになります。ここに、感覚的に刺激するものが現れると、機械とコミュニケーションをするための人のパフォーマンスが更に上がります[1]。色々な要素をシミュレーションすることのできる音声感覚システムへの応答を評価研究することが興味深くなってきます。


TPCの機能[3]は、ユーザーが捜し求めるユーザーフレンドリーなオブジェクティブに一致します。ポケットサイズの電子ゲーム機[5]のような簡単に使用できるものがその一例です。こうした観点から、私どもは音声の刺激感覚を備えた3次元における指の触覚によるナビゲーションシステムを研究しています。
娯楽用ソフトウェアの分野の中には、遊び体験を誰の手にも届くゲームになるように、ユニバーサルな触覚による<ゲームプレイ>や<ゲームタッチ>の開発が考えられます。

参考目録:



[1] Motoyuki Akamatsu, I. Scott MacKenzie, Thierry Hasbrouc, "A comparison of tactile, auditory and visual feedback in a pointing task using a mouse type device", 1995, Ergonomics, 38, 816-827.

[2] J. Coutaz, C. Lachenal, F. Bérard, N. Barralon, "Quand les surfaces deviennent interactives", Les Cahiers du Numérique, Lavoisier, volume 3, n°4-2002.

[3] François Mizzi, "Mutation Humaine : Apport des TDA", http://www.jackito-pda.com/ , janvier 2005.

[4] Michael Stora, "La marche dans l’image: une narration sensorielle", Dossier spécialé: Le virtuel, les nouvelles technologies de l’information et de la communication (NTIC) et la santé mentale, http://www.carnetpsy.com/ , Carnet psy, septembre 2004.

[5] Emeric Thoa, "Ergonomie et jeu vidéo : vers la satisfaction de l’utilisateur", http://www.afjv.com/ , AFJV, 19 juin 2004.


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