コンバージェンス


普通は、人がマシンの使い方を学ばなくてはいけません。ユーザーマニュアルを読み、マシンを使いこなすには、しばしば時間がかかりうんざりするような努力が強いられ、人はマシンの機能を引き出しきれずにいます。

コンバージェンスは、ある意味においてマシンに、ユーザーが得たい結果は何なのかを理解する仕事をなかば行ってくれるようになります。

この新しいインターラクションを行うことにより、マシンは、ユーザーがどういう結果を得たいのかを、その結果を得るために必要なコマンドの順番を気にすることなく、学び、理解できるようになります。

こうして、マシンが持つ機能を使いこなすことが、より簡単で、安心感を与えるようになり、その結果、より多くの人が、より多くの機能を使いこなせるようになります。

もはや、何時間もかけてユーザーマニュアルを読んで理解する必要がなくなります。コンバージェンスを備えたマシンは、マシンがなかば自分でユーザーのやりたいことを学び、理解し、自動的に仕事をしてくれるようになります。

コンバージェンスを備えた人とマシンのインターフェースを使うことにより、ユーザーはより気楽で簡単にマシンを操作できるようになります。その上、マシンは、徐々にユーザーの独自のニーズを予測できるようになります。パラダイムシフトが起き、マシンがユーザーのニーズを理解するために学習するようになります。

同様にして、この大きな技術の変化は、マシン相互間の対話の中にも、新しい未来を開きます。

用途:チューリング・マシン


ユーザーがコンピューターを使うとき、たいていの場合、マニュアルを読まねばなりません。マニュアルは読んで使い方を理解するのは大変な努力を要するため、ユーザーはコンピューターの全機能の10%から20%程度の機能しか使いこなせません。

コンバージェンスを備えた電子装置を装備したコンピューターを使うには、使い方を学ぶためのマニュアルを読む必要がなくなります。コンバージェンスを備えた電子装置がユーザーのやりたいことを徐々に学んでいくのです。

LCDを装備しているかいないかにかかわらず、また、自然言語に結びつくインターフェースを装備しているかいないかにかかわらず、この新しい電池装置は非常に幅広い応用分野を新しく開拓するようになります。

このインターフェースを機械に搭載すると、人が文を読んで理解できるのと同じように、機械は文を読んで理解できるようになります。

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