乳牛の乳房炎の発症を予防するための健康管理電子手帳


乳牛を乳房炎の発症リスクから予防するためには、動物の健康手帳をしっかりと解釈せねばなりません。獣医と協力しながら、私どもは牛乳生産に従事する動物を扱う畜産業者向け自動管理システムの研究に取り組んでおります。

このシステムは個々の動物を管理するための乳房炎の発症リスクを見分ける機器、ジンレット(www.djinlet.com ) と、それぞれの動物のクリニカルデータを収集管理するTDAから成り立っています。これにより、牛乳生産に従事する畜産業者は携帯予防装置を持つことになります。

乳房炎とは ?


乳房炎とは本質的にバクテリアにより引き起こされる乳房の炎症を意味します。動物はバクテリアの侵略に対し、免疫システムを動因し、白血球を増量生産することにより対応します。

動物の健康面での残念な結果以外に、経済的側面から、乳牛の乳房炎は獣医学の世界で最大の問題のひとつと考えられています。

米ケンタッキー大学の調査によると、米国の乳牛の乳房炎による年間経済損失は20億米ドルにのぼると積算しております。この数字をもとにすると、全世界における年間経済損失は100米ドルにのぼると評価されます。


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